医学部でも重視されている「口頭試問」って!?その役割と重要理由のすべて

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アテナイブログを担当しておりますKodabou(コダボウ)です。今回は、ブログ担当のKodabouが記事をお届けします。

アテナイのメディアを執筆しておりますTakataさんは物理・化学に造詣が深いので、Takataさんは大学受験の物理や化学を学術的な見地から解説しています。

でも、私、Kodabou(コダボウ)は、「物理・化学の学習に役立つ、よもやま話や様々な情報」「皆さんの勉強の気分転換になる面白い話」「皆さんの大学受験や将来に役立つ情報」「皆さんの知的好奇心を刺激するような豆知識や教養」「皆さんを励ますことができる話題」「医学部についての情報」など、よりソフトで読みやすい内容をお届けしていきます。ぜひ、気が向いたときにでも、気軽に目を通していただければ幸いです。

2022年も2月に入り、暦の上では立春を迎えました

今年も早いもので、暦の上では、もう立春を迎える運びとなりました。寒い日が続いていますが、元気に過ごしていますか。一定気温以下の日がコンスタントに続くので、「寒さで体がやられてしまい、寝ても疲れが取れない」という人も、私の周りにいます。また、オミクロン感染で思うような日常を過ごせない、という人も私の周りにいます。でも、皆さん、春は万人に平等に訪れますよ。春は、もうすぐそこです。がんばりましょう!

ところで、「暦の上では立春」という言い方をしますが、これって「旧暦では、立春を迎える頃」という意味なのですよね。ですから、現在の太陽暦においては、そのまま当てはめることはできない季節の概念となります。

物理化学の成績が一番伸びる塾とは?

さて、物理化学の成績が一番伸びる塾って、どんな塾であるか知ってますか。それは、「口頭試問の塾」なのです。

なぜ、勉強しても物理化学の成績が上がらないか、知っていますか。それは、理系に必要な論理的思考力が身についていないからです。論理的思考力を上げる勉強が必要なのです。それに最も適しているのが、口頭試問を用いた勉強です。一から物理化学の成績を上げて、医学部に入れる塾が、アテナイです。

物理化学の正しい勉強法とは?

物理化学の正しい勉強法は、なにか分かりますか。教科ごとに勉強法を変えないといけませんよね。では、それって何でしょう?

理系なので、思考力を上げる勉強法を採らなければなりません。それに適しているのが、口頭試問です。「問題を解いて丸を付ける勉強」だけでは、成績が上がる人と上がらない人がいます。論理的に考えて問題を解いているか解いていないかの違いです。現状、論理的に考えていない人への勉強方法がありません。それへの最適解が、「口頭試問」です。

「口頭試問」とは、いったい何なのでしょうか?

では、アテナイで最重要視されている「口頭試問」とは、いったい何なのでしょうか。

「口頭試問」とは、最も簡単に言うと、「講師が生徒に短い質問を発して、細かい質問のやり取りをすること」です。その「細かい質問のやり取りの積み重ね」が、アテナイの教授メソッドにおいては重要な役割を果たしているのです。そして、「細かい質問のやり取りの連続」を活かした授業法が、「口頭試問を用いた教育方法」と呼ばれているのですね。

理想の授業を構築するために、講師側としては、生徒がどこまで理解できているのか、その理解度を極めて厳密かつ正確に把握しなければなりません。物理化学においては、現在学習している単元と、その1つ前の単元の理解は十全でも、2つ前の単元の基本が抜け落ちていた、ということが起こりえます。また、「2週間たつと既習内容を忘れてしまう」という高校生が多いのも事実です。

上述の事情があり、アテナイのプロ講師は、単発の質問を細かく出し続けることで、生徒が理解できていない範囲、忘れてしまっている内容を正確に掘り下げることができるのです。そして、それをもとに、生徒に必要な解説や弱点補強、過去の内容の復習などをオーダーメイドのカリキュラムに取り入れていきますよ。

口頭試問を用いることで、さらにこんな効果も・・・

生徒側としても、講師の細かい質問に続けて答えていくことで、脳が活性化され、自分でも(無意識のうちに)忘れていた内容や公式などに気づきます。また、細かい質問に連続して答えていくという、活発なアウトプットの場を設けることで、生徒のほうも、自分の理解を完璧なものにして記憶を定着させることができますし、あやふやな理解の箇所を再確認したり、知識と知識を結び付けて覚えたりといったことができます。

以上のことが、論理的思考能力の構築にも一役買うわけですね。「この現象は、なぜこうなるのか」「この公式は、何を表しているのか」「どういう理由で、この公式をこの問題に当てはめて良いのか(もしくは、この公式はなぜ使ってはならないのか)」――単発の質問のやり取りを繰り返しているうちに、生徒は頭の中で、知識と知識、条件と条件、現象と現象を論理的に結び付けて客観的に考えるという、物理化学の学習では重要な「能動的に、必要十分な素材を組み合わせて思考する、論理的な思考能力」が身についていくというわけなのです。口頭試問のやり取り一つ一つが、そのままロジカルシンキングのトレーニングにもなっているわけですね。マンツーマンならではの指導法の特色だと思います。

口頭試問を採用することによる多種多様なメリット

以上、アテナイの口頭試問について解説してきましたが、この口頭試問から得られるメリットを5つに要約すると、以下のようになります。

(1)微に入り細かく考えさせるので、論理的思考能力が高まる。

(2)1つ1つのステップで質問され、聞き流すことができないので、知識が整理され、確実に学習できる。

(3)アウトプット(生徒が発言していく)中心の学習なので、効果が高い。

(4)話を膨らませていくので、結びつきを考えロジカルに考える練習になる。

(5)生徒の答えを聞いて、次の発問内容を変えられるので、過不足ない理解に達する。

昨今の生徒さんを見ていて思うのですが、理系教科の場合、一つ一つの知識について多面的に充分理解できていないと、問題に対応できないということが多いのです。その点、アテナイの〈口頭試問〉は、短時間でたくさんのことを聞いて確認できるので、効率的だと言えます。これが、従来の学習であると、問題を読んで、考えて、解答して、解説を読んで、と1つの知識にたどり着くまでのプロセスが非常に長くなります。

そして、生徒さんのほうも、自分で気づいたことや、学んだことを「質問への答え」として積極的に話していくので、記憶にとどまる量が非常に増えるのです。人間は、聞き流したことは忘れてしまいます。

さらに、〈口頭試問〉では、生徒のリアクションや答えを聞いて、表情を見て、発問内容を変えられるので、過不足なく理解させることができるのです。マンツーマンの〈口頭試問〉ならではの、「不明確な部分の追加質問をして、理解を深めさせる」という教授方法も、物理化学の成績を上げるうえで大変に役に立ちますよ。

本日のまとめ

では、まとめになります。医学部の入試やカリキュラムに、口頭試問を取り入れている大学がいくつかあります。大学は高等な学問を実践する場であり、そこで必要とされ重要視されている「口頭試問」が高校生の学習の場にはないので、アテナイはそれを取り入れています。これは、効果を期待できそうですよね。

たとえば、名古屋大学、大阪大学、京都大学の医学部や、東京大学の理科3類は、入学試験に口頭試問を取り入れています。それだけでなく、口頭試問は、医学部に入学してからの、大学のテストの形態としても頻繁に使われているのですよ。

投稿者プロフィール

Kodabou
Kodabou
根っからの語学マニア。大学院では、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ラテン語、古典ギリシャ語、韓国語を学んだ。日本にいる外国人と外国語で話すより、現地の国へ行って外国語で話すのが好き。