「物理の点数は、なぜ上がらないのか? 物理の公式を覚えただけで躓いたときの対処法

アテナイのKomabouです。本日もブログをお読みくださり、ありがとうございます。
アテナイブログも、いよいよ3本目となりました。これからも、物理・化学や理科選択に関する有益な情報をお届けしていきますね。
私が住んでいる東京三多摩地域(東京都西部、東京都下)には多くの種類の秋の花が咲き誇って、目を楽しませてくれました。春も、もちろん、たくさんの花がきれいなのですが、咲いている花の種類でいえば、あながち秋も春に負けていないなと、今年実感しました。
「今年の秋は、紅葉がきれいじゃないだろうか」と、先日、母がボソッと言っていました。科学的根拠は全くないのですが、このところ寒い日が続いたため、年寄りの勘でそう思ったのだと思います。コロナ感染が落ち着いたままで紅葉日和を迎え、このまま無事に年明けを迎えられることを心より祈っております。
さて本日は、「物理の点数は、なぜ上がらないのか?」「「物理の公式を覚えただけでは解答に至らず躓(つまづ)いたときの対処法」というテーマでお送りします。
Q.物理の点数は、なぜ上がらないのでしょうか?
A.計算練習を充分に積んでいないことが、根本的な原因にあると思われます。中学数学もそうですし、通常には高校に入ってから学ぶサイン・コサインも、そうです。数学的処理に問題があることが、まず真っ先に思い浮かぶ第1の要因です。
そして、文字式の計算練習を充分にやっていない人は、標準レベルになかなか行けないと言えます。
さらに、「物理的意味」を理解しないまま公式だけ覚えようとしているため、という原因も考えられます。
物理の得点が上がらない人が、ある程度の優秀な成績を取れるようになるまでには、なるべく長い時間が欲しいです。1年間の勉強だけだと、物理の内容の深い内容まで考えられないのですよ。深い内容を考えていくことが重要な科目なので、短期間だとそこが苦しいですね。
結局、なかなか物理の得点が上がらない人が、大学受験で物理を取る場合、受験から逆算して短くても1年半~2年の勉強期間は確保しておきたいという事ですね。
Q.「(物理の)公式を覚えただけでは解答に至らず躓(つまづ)いたとき」の対処法とは?
A.躓いたときに、勉強の仕方を変えるのが一番だと思います。
そして、「何を解析しないといけないか」考える思考習慣をつけましょう。
「原点、軸、正の向き」が物体の運動を記述するうえで必要なものですので、これらは自ら設定しないといけないのです。自分で設定する習慣をつけるのが難しいのは無理もない話ですが、そういう方向に思考を変えていけるかどうかに、現況を打破できるかは掛かっています。ですから、「どうか、なるべく早い段階で、このことを悟ってほしい」と心より思っています。ある意味、この点を悟れば、あとは一気にいけます。この点は、コツコツ暗記を積み重ねることが必要な世界史などの文系科目と比べて、理系らしくアッサリしているところですよね。
さらに、公式の成り立ちを、改めて自分で作り直した時、何が必要か整理する習慣も欲しいところです。
まずは、「原点、軸、正の向き」を自分で設定できるように思考回路を整備していくことが、手っ取り早いと言えそうです。
以上の内容、いかがでしたか。
次回は、「物理を学習するメリット/物理を取るメリットとは?」「数学が得意な人は点が上がる?」といったテーマを、大学受験に絡めてお話してきます。どうぞ、ご期待ください。