公式を覚えただけでは解答に至らず躓(つまづ)いたときの対処法とは? 化学を学習するメリットや化学を取るメリットとは?

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本日もアテナイブログをお読みくださり、ありがとうございます。

そろそろ年の瀬が迫ってまいりましたね。私は、ドイツ留学中は、この時期はあちこちの教会が催すクリスマスイベントや晩さん会を回っておりましたので、キリスト教圏のクリスマスの華やかな雰囲気を思い出します。ベルリンやミュンヘンといった大都市では大規模なクリスマスマーケットが国際的に有名ですが、小さい街でも教会が主催するクリスマス音楽劇や合唱会があって心が温まったものです。コロナ感染が広まる前は、東京の教会でもクリスマスイベントや年末年始の食事会などがあるので、積極的に参加していました。今も、時々、コロナの前の生活が戻ってきたらいいなと思います。

さて本日は、化学に関する内容の続きになります。

Q.「化学の公式を覚えただけでは解答に至らず躓(つまづ)いたとき」の対処法とは、何でしょうか。是非教えてほしいです。

A.この場合、公式の暗記だけでなく、『その公式が用いられる状況を整理して、手順を覚えて順番通り解答を書く』ことに注意して学習されると良いです。

たとえば、中和滴定の代表的な手順として、

①シュウ酸二水和物の質量から物質量を求める。

②メスフラスコでシュウ酸水溶液をつくってモル濃度を求める。

③濃度未知の水酸化ナトリウム水溶液とシュウ酸水溶液が過不足なく反応するときに得られる等式を書き、水酸化ナトリウム水溶液のモル濃度を求める。

などが挙げられます。

公式を覚えた後は、その公式が用いられる状況を知り、それに対応した一連の手順を覚えて式を作ってみましょう。

Q.化学を学習するメリットや、化学を取るメリットとは何でしょうか。教えてください。

A.化学の暗記量は、物理よりは多くなります。

そのため、暗記と四則演算が得意な人は化学が向いていると言えますので、そのような方にとっては化学を選択するメリットがあると言えます。

また、化学は、特に薬学部に需要があります。薬学部であれば、化学1科目で進学できる道もあります。数学があっても、「数学1A、2B」だけだったりします。化学が得意な人や、化学が向いている人は、薬学部への進学をちょっと考えてみるのも良いでしょう。

以上の内容、いかがでしたか。公式を覚えた後は、公式の暗記だけでなく、『その公式が用いられる状況を整理して、手順を覚えて順番通り解答を書く』ことに重点を置くとよいのですよね。高校化学(大学受験化学)は、「大学に入ってからの学業をスムーズに進めるために必要な基礎的要素を詰め込んだ科目」という側面もあるのですが、少し掘り下げてみるとその方法論やメソッドや解答テクニックには深いものがありますね。大学受験のための勉強は、どの科目も一生を捧げても研修しつくせないほどの深みや広がりがあるというものです。

次回は、「化学を取らないで医学部に入ったときのデメリット/化学が得意な人ってどんな人?」といったテーマでお送りしますので、ご期待ください。

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