オームの法則ってどんな法則?

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朝外に出て息が白くなるのを見ると、本格的に冬になったなあと感じます。12月に入り寒い日々が続いていますが、皆さんは体調はいかがでしょうか。冬は乾燥していて、かぜやインフルエンザが流行する季節です。体調を整えながら、春を笑顔で迎えられるよう頑張りましょう。

本日もAtenaiメディアをみてくださり、ありがとうございます。アテナイブログライターのTakataです。前回は「イオン化傾向」に関する記事を書きました。なるべく身近なものに絡めるようにして、執筆しましたが、いかがだったでしょうか。

さて今回のテーマは「オームの法則」です。オームの法則は、中学校の理科や高校の物理で習う、電気回路の大切な法則です。私と一緒に、「オームの法則って何?」というところから覚え方、使い方まで学んでいきましょう!

オームの法則は、電圧Vと電流I、抵抗Rがどのような関係にあるのかを示す法則で、

という公式で表される法則です。それぞれの文字は以下のような特徴があります。

まずは、目をつぶって「ブイ イコール アイ アール」と10回唱えて覚えちゃいましょう。また、どうしても覚えられないという人のために、こんな覚え方もあります。

バレンタインで、好きな男の子にチョコレートをあげて思いを伝えるイメージです。なじみやすくていいゴロですね。

オームの法則の意味

オームの法則の意味が知りたい!という方のためにそれぞれの文字について説明します。オームの法則を使えれば良いという方は、ここはとばしてもらっても大丈夫です。

 電圧Vは「電気を流そうとする力」です。イメージとしては、どれくらいの力で電気を流そうと押し出しているかという感じです。

電流Iは「電気の流れる量」です。どれくらいの量の電気が回路を流れるかを指します。

抵抗Rは「電気を流れにくくするもの」です。大きいほど、電気の流れる量が少なくなります。

といっても、言葉で説明されてもわかりにくいですよね。ということで下の図では水の流れに例えて、説明しています。

このようなイメージを持つと、オームの法則について本質的に理解することができます。特に難関大学の医学部を受験する方で、物理選択の方はこういった本質の理解がとても大切になってきます。公式を暗記して使いこなせるようになった後には、その公式が表している意味や、どのようなイメージなのかを人に説明できるくらいマスターできると合格に近づきます!

オームの法則の使い方

では、覚えたオームの法則を使って実際に問題を解いてみましょう。

上記回路の電圧の大きさを求めてみましょう。 

電流I=2(V)、抵抗R=6(Ω)なので、

オームの法則(V=I×R)に当てはめて 電流V = 2(A)×6(Ω) = 12(V) と求まります。

次は電流を求める問題です。

図のAは電流計を表しています。上記回路の電流の大きさを求めてみましょう。 

オームの法則(V=I×R)は両辺をRで割ると、I = V/R とすることができます。

電圧V=30(V)、抵抗R=30(Ω)なので、上の式に当てはめて、電流I = 30(V)/30(Ω) = 1(A) と求まります。

オームの法則について解説しましたが、いかがだったでしょうか。回路の問題では、“電圧”、”電流”、”抵抗” が登場したら、まずはオームの法則を使って問題を解くことができないか疑ってみるといいでしょう。

オームの法則は電気回路の問題を解く上で避けては通れない法則ですが、一度覚えてしまえば、計算自体はそこまで複雑ではないことも多いです。苦手意識のあるという方も、簡単な問題から取り組んでみましょう。使いこなせるようになれば大きな武器になります。

次回は「化学式」についての記事を書く予定です。お楽しみに!

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