物理の得点率が7ヶ月で3割アップで国立医学部に現役合格!「勉強しても伸びなかった物理の成績が伸びてビックリです」

アイキャッチ画像

 

井上さん(18歳。現役生。女性。佐賀県在住)
【 受講歴  】7ヶ月
【 成績向上 】県最上位高校の定期テスト54点 → 定期テスト80点 共通テスト模試 物理 57点 → 共通テスト本番 物理 86点
【 合格実績 】佐賀大学医学部医学科(学校推薦型選抜Ⅱ)

丸暗記はなく、原理から導出・説明で理解が深まった。

アテナイの指導では丸暗記させる指導は全くありませんでした。新しいことを覚える際にも、まず式を先に提示して、理由付けを後からしてもらいました。例えば、単振動の変位の式を、今まではy=Asinωtと丸暗記していましたが、円運動の式や運動方程式からのアプローチで説明していただきました。理解のアプローチ方法がほかの単元と結びついていたり、様々な問題にも対応できるように原理から説明、導出する流れでした。

高校3年生から物理を一から学び直し、基礎基本の定義や概念をじっくり学ぶ機会ができた

私は高校3年次の1学期という、遅い時期からアテナイを受講し始めましたが、力学の基礎から教わりました。正直自分でも、高3に一から学び直すことは、入試まで時間が足りないのではないかと思うこともありましたが、今考えると、基礎基本の定義や概念をじっくり学ぶ機会ができたからこそ、入試直前に役に立つことが多くありました。例えば、力学の「エネルギー」の考え方など、これまで力学的エネルギー保存則で用いる考え方だ、くらいの認識でしたが、将来できる仕事と捉えてみたり、グラフの面積として考えてみたり…など見方を変えて考察することで、エネルギーの考え方は、熱力学や電磁気、原子の分野にも応用させて理解することができる様になりました。

解法をテンプレ化してしまう勉強から脱却。一問一問、手段は最善なのか確認。

物理では似た設定の問題がよく出ます。板の上に小物体が乗っていたり、ばねに小球がついていたり…物理学習者ならば少なくとも10回は見る条件です。しかし、問題によって途中で条件が変わったり、設問の内容が異なっていたり、単純な「これ見たことある」の感覚だけで解き出すと罠に嵌ります。また、最終的に問われていることは同じでもアプローチ方法によって問題処理にかかる時間が全く違うことも多いです。馬鹿正直に解法をテンプレ化してしまうと、計算の数を増やしてしまうため、タイムロスし、ミスを招きやすくなります。一問一問、どうその答えに辿り着いたのか、その手段は最善なのか、と先生と確認することで、独学よりも深い理解につながりました。

思考力を磨き、式を導出しながら問題を解くことで、対応できる問題が増えた。

特に印象に残っているのは、波動分野の経路差の計算を、初期は自分の手を動かしてやっていたことです。例えば、ヤングの実験の経路差(明線条件)は、dx/ℓ=mλと表記されることが一般的な、単純な式ですが、式の導出には、近似を利用しなければならず、初見で導出するのは難しいと思います。少なくとも私には絶対できません。確かに、経路差の式を暗記すると基本的に演習は楽になるし、肌感覚で95%この式で通用します。しかし、残り5%はこの式をただ暗記しているだけでは正解に辿り着けないことがあります。そして入試で問われるのは割とこの5%の方だったりします。きっと、この5%と出会った時のために、あの面倒な導出過程までしっかり教えてくださったんだと思います。

体験授業で物理ができない根本的な理由を実感。即座に入塾しようと思いました。

入塾してすぐに刺さった指導でした。体験授業で、「重力って何?」や「垂直抗力って何?」など、本当に基本的なものから聞かれて面食らいました。それでも頭の中では分かっているつもりでも、実際は完全な解答はつくることができず、自分の浅い理解が初めて客観的に実感できました。物理は他の教科との出来の違いにギャップがあり、苦しんでいましたが、物理がなんとなく苦手と曖昧な感じではなく、数学や英語といった出来る科目で無意識にしていた理解を物理ではできていなかったことが苦手の原因だと分かりました。体験授業でこれを実感して、すぐに入った方が良いと思い、入塾を決めました。

高校受験までの成功体験“量をこなす勉強”。物理では通用しませんでした。

自分の中で勉強はできるだけ手を動かすことが正解で、高校受験でも成功体験があったので、初めてアテナイの指導方針を知った際は、正直「口頭試問って何?物理で効果があるのか」と懐疑的でした。国語や英語などの文系科目ならば、音読などの発声系の学習がイメージつきますが、物理・化学で口頭試問は全くイメージがつきませんでした。しかし、アテナイのHPにある理解度のチャートグラフを見ると、出来ない生徒の典型例と自分が重なっていたので興味を持ちました。

私の在籍している高校は、公立高校で中高一貫校でもなく、学校の勉強と部活動、それに付け加えて塾の両立は学校の勉強がおざなりになる、と塾を推奨していませんでした。私自身、学校の先生方に信頼出来る方も多く、物理以外は割と好成績を維持できていたため、塾に通う必要は無いと考えていました。しかし、高3に進学してからも物理苦手は克服できず、授業を聞いても分からない現状でした。高3の夏近くに家族から塾も視野に入れた方がいいと言われ、実際、切羽詰まっており、物理は自力ではどうしようもないと思い、体験授業を申し込みました。

口頭試問型指導を一言で表すなら「高度な対話」

私の主観ですが、口頭試問型指導を一言で表すなら「高度な対話」だと思います。これまで学校で授業を受けたり、他塾にお世話になったこともありましたが、結局受け身なことがほとんどです。質問すれば勿論答えて下さるのですが、生徒側が常に能動的でないといけません。逆に言えば、学校では生徒一人一人に対して、逐一理解できたか確かめている暇はありません。しかし、これは生徒の授業態度や教員の授業方針に問題があるのではなく、生徒本人が無意識のうちに疑問を解決した気になっていること、が問題なのだと思います。こういった分かった気になっていることの積み重ねが、いつか深刻な「分からない」に繋がってしまうのだと思います。アテナイのように、先生側から分かっているかを逐一尋ねられる、これほど丁寧に生徒の理解に寄り添って下さることは、口頭試問ならではの良さだと思います。

公式をならべて記憶を辿りながら物理を解くことから決別できました。

公式が頭に入っていましたが、それぞれの使い方がわかっておらず、問題を解くと初手から違うことが多くありました。出来ない状態から何とか点を取る為に、余白に公式集を書いて、記憶を辿りながら考査に挑んでいた時期もありました。公式暗記に意味はない、学校でも口酸っぱく言われていましたが、当時の私には暗記に縋るしか点数を取る手段はありませんでした。
アテナイに入塾して単振動の授業を受けていた時、周期を求める問題で案の定、T=2π√m/kという答えが出ました。私は先生にこの答えは暗記して良いのか聞きました。正直、運動方程式をたて、角振動数や加速度を求めてから周期を求めるより圧倒的に覚えた方が早いと思ったからです。「覚えても良いけど、導出できない、はいけない」そう言われたことを今でも覚えています。私はこれまで、この式を覚えたら導出や背景を完全に忘れていました。要は、公式や知識といった点だけがあり、点同士を結びつける線がない様なものです。先生の言葉をきっかけに、やっと暗記勉強の意味のなさに気付かされ、それからは問題を見て、確かな知識と経験から解答の方針を立てるように心掛けました。こうした習慣のおかげで、共通テスト本番では思考を整理して、適当な式を選べるようになりました。

基礎から入試問題まで、考え抜かれた手順で戦略的な受験勉強できました。

アテナイの授業の進め方は、Tier.1でセミナーを冒頭から解き、Tier.2で佐賀大、共通テストの入試問題を10年分解きました。先生方の提示するスケジュールが本当に頼りになりました。他の科目と比較しても、10年分の過去問を解いたのは物理だけでした。本番まで万全の対策をしましたので、メンタル的にも本番で自信がつきましたし、安心材料のひとつでした。共テ本番に過去10年分の解いた問題を見返してからテストに臨みましたが、教科書や良問の風を読んでいるより、成果を実感できて安心できました。

試問によって深堀されていくうちに、自分の答案の曖昧な箇所に気がつくことができました

摩擦の向きをよく間違えていました。先生にどうしてこの解答や、この作図になったのか、と質問され、そこを試問によって深堀されていくうちに、自分の答案の曖昧な箇所に気がつくことができました。また、電磁気は力学と違い、目に見えない力を考えるため難しかったのですが、力学と結びつけてご指導いただくなど、わかるまで丁寧に、かつ体系的に教えていただきました。

ずっと「現象理解」という言葉が腑に落ちませんでした。
個人的に勉強法は、物量、力技で乗り越えてきました。今までは、そうすることで自然と解決の糸口が見つかることが多かったからだと思います。
アテナイ入塾後、物理に重点を置いて勉強したので、高3夏あたりから、化学の勉強が疎かになってしまった部分があったのですが、化学の勉強は自分と相性が良かったため、何とか共テまでに仕上げることができました。ひとつの理由に、化学は物理より、暗記しないとできない部分もあるのと、短期的な暗記が得意という自分の性質が噛み合ったため、必要最低限の問題は落とさないように出来ました。
口頭試問は、わからないところが浮き彫りになるため、とても為になりました。答えが合っていても、論理を常に確認される授業スタイルなので、解法の流れを通して自分の勘違いにすぐ、気づくことが出来ました。

入塾前は、物理ができないあまりにどうしても暗記に逃げてしまっていました。「現象理解」と言う言葉に共感できず、苦しんでいました。何度、先生や友人に質問しても会得した気がしなかったり、成績も伸びていなかったため独り合点に過ぎないのではないかと不安な気持ちがありました。また、入塾のタイミングが遅かったこともあり、果たして受験までに間に合うのかという不安もありました。しかし、高3に進学してからも物理の苦手が克服出来ず、高3の夏近くに家族から塾も視野に入れた方がいいと言われ、実際、切羽詰まっており、物理は自力ではどうしようもないと思い、体験授業を申し込み、入塾を決めました。実際入ってみると、エネルギーや運動量などの定義、物理量の次元といった力学の根本的な部分から教えて頂き、また暗記というより理解重視で、作図から引っかかってしまう私の現象理解ができない部分にも理論的に解説して頂き、物理を感覚で解かないようになりました。今まで脳内で理解しようとして、無意識に曖昧にしていた所が、口頭試問だと全て浮き彫りになるので、理解出来ていない点が視覚化できたようでとても助かりました。

物理は量をこなしても成績が伸びない、テスト直前に一周したクラスメイトに負ける

アテナイ入塾前から元々物理に苦手意識はあったが、これまでと違ったことは、物理は量をこなしても成績が伸びませんでした。2週間前からテスト範囲を3周した自分より、テスト直前に一周しただけのクラスメイトの方が点数に高いことがざらにありました。しかし、学校のテストも範囲から完全一致で出題される訳では無いので、あまい理解だと点数が取れませんでした。沢山量をこなす、という勉強法が逆効果で、足枷になり、手の運動のようになっていたのかもしれません。自分では考えているつもりですが、思い返すと、記憶頼りに解いていたのだと思います。入塾まではこのような間違った学習法に無自覚でしたが、何周も解く勉強法が悪いことに受講してすぐに気がつくことができました。きっかけは口頭試問です。

【共テ】難化していない科目で大ピンチ。全面的なサポートで立て直すことができました。

共通テストの総得点が目標の80%を切ったことと、難化していない世界史や英語のリスニングで点を落としたことが痛かったことで、共通テスト後はしばらく辛かったです。家族や先生方に自分の共テの点数でも不可能なことは無いと言われ、励まされました。アテナイの先生も、担当の物理だけでなく化学の過去問研究までしていただき、時間配分や得点率などの状況からアドバイスをいただくなど、全面的にサポートしてくださいました。周りの人々の支え、そして高校受験と同じ失敗は二度としたくなかったため、一旦自分の感情は切り捨てて、とにかくやれることは全てやろうと思い、立て直しました。

初見問題の訓練で冷静に向き合う力や、どう処理するのか思考する実践力が身につきました

私が使用した問題集は、セミナー、良問の風、入試過去問です。高三から始めたこともあり、同じ問題集を何周もする時間がなかったのも理由の一つですが、課題や後半の授業は、常に初見の問題ばかり触れるため、実践的な学習ができました。私は、物理などの苦手教科や苦手な単元で、見たことのない設定の問題が出題されると、自分の焦りやすいという性格もあり、試験中に頭が真っ白になってしまうことがありました。しかし、アテナイでの演習では、初見の問題に触れることが多かったため、難しい問題に冷静に向き合う力や、どう処理すればいいのか思考する実践力が身につきました。