入塾者が急増する6月!数学・英語だけではなく、物理・化学にも向き合い始める頃

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「定期テストで点数がとれていますが、子どもは問題集を丸暗記しているようで、入試に対応できるか心配です。」

「初めての物理・化学の勉強で、勉強のやり方がわからなくて困ってます。中学校の理科は困っていませんでしたが。」

「予備校のテキストの予習・復習を完璧にしていますが模試で点数が取れず、勉強法にも手応えが感じられません。」

以上の相談が急増する6月。本来、学習塾は年度末の3月に入塾者が増えますが、物理・化学専門塾アテナイは、例年6月に入塾者が増えます。

原因としては、

・予備校に通い始めた既卒生が予備校の授業を受けても手応えが感じられない...

・高校1年生が初めての物理で中学理科のように勉強してしまい、定期テストで赤点をとってしまった...

以上のようなパターンで危機感を感じ、親御様からの問い合わせが急増します。

親御様自身が学生時代に物理・化学を苦手とした経験から暗中模索のなか解決方法を求められるケース、逆に親御様自身が理系出身であるため、物理・化学の学習法には、口頭試問が向いているのではないかと期待を持って問い合わせをいただくケースとさまざまですが、体験授業で口頭試問の良さを体感いただき、4人中3人の方に入会いただいています。

非効率な学習が積み上がる前に、早めに学習法を是正することが戦略的に重要

学習初期の違和感を大切にしましょう。安易に復習不足・努力不足と片付けずに、違和感の原因を突き止めましょう。

「物理の公式を覚えても解けるようにならない...」

「モルからわからなくなったが、何度復習してもできるようにならない...」

表面的な困りごとはわかりつつ、ではどうすればよいのか?という具体的な解決策が見つからなくて、ご相談いただくケースがほとんどです。これまでのように問題集を3周完璧にするだけでは、解決しません。

正しい解決法を身につけなければ、これからの授業や自身の問題演習でたくさんの時間を費やす中、非効率な学習を続けなければなりません。アテナイが提供する論理的な思考力を養成する指導によって、努力した分だけ成果に結びつく学習に変えることができます。

理系で求められる論理的な思考力を日常の学習で養成する

勉強に思考力が必要なことはあらゆるところで耳にすることですが、いまいち理解しにくいと思います。本来、さまざまな意味のある「思考力」ですが、受験物理・化学で求められる思考力は「知識の中から必要なものを選び、論理的につなげて回答する能力」のことです。芸術的な意味での創造性や発明に必要な発想力が求められているわけではありません。強い論理関係であるが故、訓練をすれば習熟できるレベルです。

物理・化学の問題を解くフローは下記の通りになります。

  1. 設問を把握し、条件を見つける。(読解力)※難易度の高い大学だと読解力が求められることが多いため、この時点で差がつく。設問が長いため情報の取捨選択・論点の整理が必要。
  2. 必要な知識の選択。(暗記)※必要な知識は問題の難易度に依らず、ほぼ同じ。
  3. 設問の条件と知識を論理的につなげて、問題に回答する。(思考力)※複雑にすること、論理プロセスの長さに応じて、難易度を調節できる。

「3周繰り返しやる」ことが効果的なのは「2.」に必要な知識の習得に限ります。一方で「1.」や「3.」の読解力や思考力を高めるには、繰り返しは悪で、積極的に初見のものを扱わなければなりません。ですから1冊を完璧に...では、「1.」や「3.」の訓練にはならず、点数が上がらないわけです。もちろん頻出、典型的な問題を覚えることで役に立つことはありますが、それ中心ではいずれ伸び悩みます。

とはいえ、受験生の伸び悩みの原因はそもそも「知識の暗記が不十分」であることが多い

知識の暗記は、知識の数と理解の深さの2つが必要です。例えば定義はできる限り正確に覚えなければいけませんが、説明を求めると曖昧な回答しかできない受験生が非常に多いのが現実です。知識には定義のように精緻に覚えるものとそうではないものの2種類がありますので、それを区別して学習するとより効率的になります。

大学受験指導で、物理・化学で求められる思考力を伸ばすサービスがない

「1.」の読解力はある程度の訓練で改善できるのですが、「3.」に必要な思考力をつけることが一番のボトルネックになります。にも関わらず、思考力を伸ばす指導が現場の指導に落とし込まれていることは非常に稀です。なぜかというと、これまでの主流であった集団指導では、形態上難しかったからです。思考力を伸ばすためには、一人ひとりが何を考えているか傾聴し適切なフィードバックが必要ですが、集団指導では無理があります。

一方で個別指導では実現できますが、別の問題が出てきます。それは、指導者が思考力を伸ばすことに関心がない現実です。そもそも理系講師が素養として思考力が高いが故に、思考力を上げる苦労を知らず、その指導に関心ないことがよくあることです。

物事の原因を追求する思考習慣があるかどうかが、思考力の有無の分かれ目になり、結果的に物理・化学の得意不得意を決めてしまいますが、指導されることはなく、生徒の素養に任されているのが実態です。

大学受験で求められる物理・化学の思考力は訓練で身につけられる

とはいえ、大学受験の理系教科に求められている思考力はたかが知れています。それは決まった手順で勉強すれば良いもので、訓練すれば誰にでも身につけられるものです。決まった手順とは盤石な基礎固めをして、それを材料にあらゆる問題にあたることです。考えるといっても、どの基礎知識で組み立てられているか見抜くことです。

アテナイでは3段階の指導を行っており、Tier.1で基礎知識を徹底する指導を行います。そのために、プロ講師がマンツーマンで口頭試問をしながら、生徒の考えを傾聴し、基礎知識の理解不足と論理的な誤りを指摘する指導を行います。このTier.1の指導こそが、思考力の差を埋める唯一の方法論となります。

従来の集団授業では実現できなかった指導が、科目に習熟したプロ講師と個別指導、アテナイの指導ノウハウが組み合わさって実現した確実性の高い唯一の指導です。