化学の点数は、なぜ上がらないのか?背景事情を詳しく分かりやすく解説

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皆さん、こんにちは。本日もアテナイブログをお読みくださり、ありがとうございます。

本日は、化学の内容の続きとなります。本日の内容も、専門的で、大変興味深いものになっております。

最近は朝晩の冷え込みが激しいので、起きた時に寒気がすることがあります。でも私は、そんな時はすぐにホッカイロを貼ればよいと学習しました。ホッカイロを貼って暖を取れば、朝の散歩やその後の仕事にも差支えないのです。

では、本題に入ります。

Q. 化学の点数は、なぜ上がらないのでしょうか。 

A. まず1つ目として、化学の点数は、計算問題の数をどれだけこなしてきたかに、かかっています。

計算問題については、これまでの暗記というステップとは異なり、実際に数多くの問題に触れて手を動かして自力で解き進めなければ、力が付きません。そのため、基礎的な暗記は済んだという段階で、計算問題を解き進めるのがおっくうになって、次のステップを超えられない人が多いのです。

化学の計算は種類が多いので、化学的な意味を考えて式を作るという訓練をどれだけ積んできたかが重要です。そして化学には、数値計算が多いです。少数の掛け算・割り算を根気強く、要領よく、こなすことなので、どちらかというと、算数の計算能力に近いです。つまり、端的に言うと、計算問題をきちんと訓練すると、すぐに点が上がる科目でもあります。

そして、計算問題以外の要素として、「問題文から読み取れる情報を総合して解答を導く」という点を挙げたいと存じます。例えば、有機化学の構造決定やペプチドの配列決定のような問題は、系統的に実験結果を解釈し、そこから得られる情報を互いに関連させて物質の構造を推定しなければなりません。点数が上がらない方は、これらの情報を総合して解答を導く訓練が十分でない場合が多いように見えます。この過程で、他の問題に比べてかなり長い下書きを書くことになりますが、問題用紙の限られたスペースに要領よく記す方法も考える必要があります。問題を理解するだけでなく、どのように書いて正解を導くか追求していかなければなりません。

ところで、私が高校生の時の文系の友人で、高1と高2で化学を履修した人がいましたが、高1の2学期から化学についていけなくなり、結局、一夜漬けなどでごまかして、落第点すれすれで何とか高2の化学の単位まで取りました。

その時、私の高校は、文系と理系を問わず高1で生物と化学が必修で、高2で理系は理科2科目を選択し、文系は理科1~2科目を選択する仕組みでした。その友人は地学が好きだったので、高2の理科選択で、受験で使う化学と、自分の好きな地学を選択しようとしていましたが、親に「地学ではなく、生物を選択しな」と言われ、けっきょく化学と生物を選択しました。でも、ところがどっこい、地学はめちゃくちゃ単位が取りやすくて、生物はめちゃくちゃ単位が取りにくかったのです。

結局その友人は、生物を捨て、理科の必修単位は化学にかけることになりました。最終的に、暗記で得点できる問題で点数を稼ぎ、計算が必要な問題はすべて捨てて、単位取得に必要な40点をギリギリ確保したのですが、「自ら主体的に問題を解いていき、手を動かして計算し、自分の頭を使って自力で問題集を進めていく」という事を全くせずに、言われたことを覚えるだけという受け身的な勉強姿勢だったのですね。

まあ、彼は英語と文系科目は頑張ったので、現役で慶應に進んだのですが・・・。でも、化学で点数を取るためには、計算問題の数をどれだけこなしてきたかに懸かっていて、「問題文から読み取れる情報を総合して解答を導く」訓練を積まなければならないので、理系の高校生は、できるだけ早く受動的な勉強姿勢を捨てて、暗記項目を早いうちに覚えて、その後は主体的に自力で問題を解き進めていき、化学の点数を上げるためにこれらの訓練を積んでほしいと思います。

上記の内容、いかがでしたか。化学が好きという人や、ある程度、化学の学習が進んでいる人でも満足できる内容だったのではないかと思っております。

次回は、「(化学の)公式を覚えただけでは解答に至らず躓(つまづ)いたときの対処法」「化学を学習するメリットや、化学を取るメリットとは?」といったテーマでお送りします。ぜひ、引き続きご愛読いただければ幸いです。

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