物理が赤点の人の学習法。物理が得意な人の学習法。それらから見えてくる大学受験物理の特徴

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Kodabouがお届けするアテナイブログ

アテナイブログを担当しておりますKodabou(コダボウ)です。今回は、ブログ担当のKodabouが記事をお届けします。

アテナイのメディアを執筆しておりますTakataさんは物理・化学に造詣が深いので、Takataさんは大学受験の物理や化学を学術的な見地から解説しております。

でも、私、Kodabou(コダボウ)は、「物理・化学の学習に役立つ、よもやま話や様々な情報」「皆さんの勉強の気分転換になる面白い話」「皆さんの大学受験や将来に役立つ情報」「皆さんの知的好奇心を刺激するような豆知識や教養」「医学部についての情報」など、よりソフトで読みやすい内容をお届けしていきます。ぜひ、気が向いたときにでも、気軽に目を通していただければ幸いです。

ところで、皆さんのカレンダーには、1月20日の欄に何か書いてありますか。1月20日は、暦の上では「大寒」といい、「1年で最も寒さの厳しくなるころ」という意味があります。最低気温が観測されるのも、この大寒の頃が多いそうです。逆に言うと、2月になると、小春日和というように暖かい日も訪れるという事ですね。皆さん、春はもうすぐですね。

Q.物理のオススメの参考書は、ありますか?

A.特にこれと言って1冊に絞るべき本は思い当たりませんが、困ったら、高校の教科書(物理基礎、物理)に戻ってみることをおススメします。

教科書には、受験に出ないことも一通り網羅的に書いてあるので、そういう不便さはありますが。逆に言うと、参考書は要らないという事ではなく、教科書以外にその生徒に合った参考書が1冊あるといいです。やはり参考書は、その生徒に合っていなければ意味がありませんので、一人ひとり「ピッタリの参考書」というのは異なります。参考書選びに困ったら、ぜひ塾や予備校の先生にアドバイスを仰がれるとよいでしょう。

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Q.定期テストで赤点を取る人の物理の学習法とは、どんなものでしょうか。

物理は計算主体になってしまうので、「物理量(仕事量、力、運動量)というものの正しい定義を確認していない人」が赤点を取るのです。「物理量がベクトルなのかベクトルでないのか」、「負の値を取るのか取らないのか」、物理量それぞれにおいて確認することが大事です。

それだけでなく、物理の問題文に使われる物理の特有の用語の意味を覚えることも重要です。たとえば、「滑らか」と書いてあったら、物理では「摩擦が無い」という意味ですが、赤点を取る人はそういう点が全て分かっていない可能性があります。

Q.物理がやや得意な人の学習法とは、どのようなものでしょうか。

物理がやや得意な人には、問題の難易度を考えずに、とにかくたくさんの問題を解いてたくさんの問題を経験してほしいです。そうすることで、一通り基礎を知っていても、「まだまだこんな問題があるのだ」と知ることができ、これからの物理的能力の飛躍に直結しますからね。

Q.物理がとても得意な人の学習法とは、どのようなものでしょうか。

物理がとても得意となると、いろいろな問題を解くにしても、難易度の高い問題にシフトするのは当然にして、「数学の考え方」を物理に適応できるようになる学習をしてほしいです。

この点は、参考書等では補いきれない部分があります。大手予備校が出しているテキストには、微分積分など数学の考えに触れているものもありますが、逆に学問的に掘り下げすぎていて難易度が高すぎる傾向があります。逆に教科書準拠の参考書では、数学の考え方との兼ね合いに触れていません。そのため、この点に関しては、予備校講師を頼ってほしいと思います。逆説的な話になりますが、「特に医学部受験生など、物理がとても得意な人ほど、予備校を必要としている」と言えるのです。

以上の通り、物理の世界というものは、大学受験の範囲に絞っても、他教科と同様にもちろん奥の深いものですけれど、やはり大学受験物理に特有の事情というのが色々とあるようですね。

そのため、数学や化学と同様に、物理が苦手な人も得意な人も、個別指導の塾で自分に合った専門的な指導を受けることが望ましいと言えそうです。

では、アテナイを引き続きよろしくお願いします。

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