コツをつかめば理解も暗記も簡単!イオン化傾向の仕組みと覚え方

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新しくAtenaiのブログのライターになりました、Takataです。現在は首都圏にある国立大学医学部の5年生として、医師になるために勉強しています。アテナイのブログでは大学受験で必要な化学の内容について、面白い話や身近な事柄を交えながら、興味を持ってもらえるような記事を書いて行こうと思っています。よろしくお願いします。

化学の勉強って、想像以上に覚えることが多くて困りますよね?イオン化傾向や電気陰性度等の指標に加えて、沢山の化学反応式、こんなの一々覚えてられないよなんて思ってしまっても無理はありません。かくいう私も暗記が苦手なこともあって理系にしたのに、「化学の時間はよくわからない言葉をたくさん覚えなくちゃいけない」と大変憂鬱に思っていたことがあります。しかし、実は化学はその根底にある理屈がわかっていると暗記する内容を大きく減らせる科目なのです。覚えるべきことを正しく覚えると芋づる式に他の知識も入ってくるというイメージです。

この記事ではそんな「覚えるべきこと」の1つであるイオン化傾向について、「そもそもイオン化傾向とは何?」ってことや忘れないための語呂合わせについて紹介していきます!

金は錆びないって本当?

皆さんは「金」ってきくとどんなイメージを思いうかべますか?「高そう」だとか「ピカピカしてる」ってイメージありますよね?金は永久の輝きを持つとも言われる金属で、古代エジプトのピラミッドの財宝や昔の王族の遺産からも見つかっています。金は昔も今もとても高い値段で取引されていて、消しゴムくらいの大きさの金でも100万円くらいの値段がします。では、なぜそんなにも金は価値が高いのでしょうか?

金の大きな特徴のひとつが、「錆びない」ということです。皆さんが住む街を見渡してみると、鉄骨や住宅の屋根が錆びていることってありますよね。普通身近なところにある金属は最初はピカピカしていても、時間が立つと錆びて汚くなってしまいます。この「錆びる」というのは化学の用語では「酸化する」といいます。でも金はいつまでも安定して輝いていて、きらめきがなくならない、つまり「酸化しにくい」のが特徴なんです。いつの時代でも、時間が立っても輝いている、だからこそ金は高値で取引されるのです。

イオン化傾向ってなんだ?

金のことはわかったけどイオン化傾向の話はどうなったんだ!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心を。なんと今の話がイオン化傾向に関係してきます。

「イオン化傾向」とは、「金属元素のイオンになりやすさを表した指標」のことと学校や塾で習ったとおもいます。これはわかりやすく言い換えると、「世の中には色んな金属があるから、それを化学の反応がおこりやすい順に並べてみた」ってイメージです。小学校のとき、クラスで背の順とか出席番号順でならびましたよね?あんな感じで金属元素を「反応しやすさ」でならべたのが「イオン化傾向」なんです。金属は反応すると陽イオン(Na+とかCa2+とか)になるので「イオン化傾向」って名前なんですね。

このイオン化傾向の表の一番右側で、最もイオンになりにくい、つまり反応しにくいのが金(Au)なんです。もうわかりましたね?金(Au)はイオン化傾向が一番小さい金属だから「酸化(という反応が)しにくい」、つまり「錆びにくい」という特徴を持っているのです。左にいくほど「イオン化しやすい」つまり「反応しやすい」ので、鉄(Fe)は金(Au)に比べて錆びやすいのです。

ゴロでおぼえよう!イオン化傾向

受験の化学では、どんな金属がどれくらいイオン化しやすいか?ということが重要になってくることがあります。例えば身近なところにもある電池は、2種類の金属の「イオン化しやすさ」の違いによって電気の流れをつくっています。受験の問題では、この電池の仕組みについて問われることがあり、そのときにはこのイオン化傾向を覚えておくことが必要になります。これはもう正直、覚えるしかないんですよね。私と一緒に、ゴロを使って覚えましょう!

「借金まみれになっちゃったからお金貸して!」と言う人に対して、「リッチになったから(お金を)貸そうかなまあでもあてにはすんなよ!(お前の)ひどすぎる借金を返すほどはないからな!」ってイメージです。これは覚えていたほうが、絶対に試験で得をするので必ずおぼえましょう。

イオン化傾向の記事、いかがだったでしょうか。みなさんの苦手意識が、少しでも減ったなら幸いです。このような化学に関する記事をあげていく予定ですので、また気になる記事があったらチェックしてみてくださいね。

化学専門塾アテナイ オンラインなら”暗記に頼らない化学の試験対策”ができる5つの理由

具体的なアテナイの説明をする前に、この記事を読んでいる難関大志望の学生さんにアテナイがおすすめの理由を説明します。

特徴1:物理・化学に特化している

理系難関大の受験には理系科目が必須になることが多く、中でも物理・化学を選択する受験生の割合が多いです。アテナイは、物理・化学に特化して指導しており、過去のデータや傾向に合わせたきめ細かな指導方法ができます。学習塾を検討していて、理系科目を得点源にしたい学生さんにとって最適な選択肢と言えます。

特徴2:マンツーマン指導

集団で授業を受けるタイプの学習塾とは異なり、アテナイはマンツーマンでの指導になります。マンツーマンであれば、生徒ひとりひとりの学習レベルや進み具合や目標に対して不足しているポイントを見つけて対応した指導をしやすく、合格に向けて着実なレベルアップを狙えます。

特徴3:口頭試問による指導

口頭試問による指導とは、講師と生徒の問答を通して指導する方法です。例えば、講師が「〜とはどういうことか」「〜についてどう考えるか」といった出題をし、生徒が問題に対する解答をその場で答えます。その際、「なぜそう言えるのか」「裏付けはあるのか」を適宜講師が確認するといった内容です。面接とは違い、その解答の内容が理路整然としているかという、「解答のプロセス」を重視します。論理的に思考し、それを相手に表現する能力が必要になるため、解答する内容に関しては「深い理解」が求められます。

特徴4:実績豊富なプロ講師による十人十色な授業

アテナイの指導者は、東京大学や九州大学をはじめとする高学歴の講師ばかりです。単に「教え方がうまい」というだけでなく、講師自身も受験の経験から受験生の具体的な悩みや克服方法を熟知していることで、より具体的な解決方法の提案ができる可能性が高まります。

「いきなり口頭試問なんて、レベルが高そう・・・」と思われる学生さんも多そうですが、アテナイでは、口頭試問に慣れていない学生さんでも安心して成績アップを目指せるよう、初めは簡単な問答から始めて、徐々にレベルアップしていきます。

学生さんの学力によって教科書の知識の確認から始まる学生もいれば、難関大学の入試を突破できる論理的な思考力を身に着けるための授業をしている学生もいます。

特徴5:オンラインによる指導

受験生にとって、時間はかなり貴重なものです。特に、現役合格を目指す学生さんにとっては、学校の授業時間外で学習塾での指導を受ける必要があります。そのために移動時間は最小限にしたいですよね。アテナイでは、オンラインにて指導を行なっているので、タブレットやPCを使って自宅から受講できるので、学習の時間効率が高まります。

1つでも当てはまったらアテナイが向いている学生さん!?

・物理・化学に苦手意識があり問題集を開くのも嫌な学生さん

・基礎はできるが、問題演習に対応できない学生さん

・入試レベルの問題で目標の点数が出せない学生さん

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・絶対に志望校に一発合格したいと考えるモチベーションの高い学生さん

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上記の内容で1つでも当てはまったら、あなたはきっとアテナイに向いている学生さんです。まずは体験授業でアテナイの魅力を体験してませんか?

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