物理を取らないで医学部に入ったときのデメリット/物理と生物、どちらを選択?

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アテナイブログを担当しておりますKodabou(コダボウ)です。今回は、ブログ担当のKodabouが記事をお届けします。

アテナイのメディアを執筆しておりますTakataさんは物理・化学に造詣が深いので、Takataさんは大学受験の物理や化学を学術的な見地から解説しています。

でも、私、Kodabou(コダボウ)は、「物理・化学の学習に役立つ、よもやま話や様々な情報」「皆さんの勉強の気分転換になる面白い話」「皆さんの大学受験や将来に役立つ情報」「皆さんの知的好奇心を刺激するような豆知識や教養」「皆さんを励ますことができる話題」「医学部についての情報」など、よりソフトで読みやすい内容をお届けしていきます。ぜひ、気が向いたときにでも、気軽に目を通していただければ幸いです。

光陰矢の如し。大学受験のために勉強した内容は、一生役に立つ

私は高校生の時、漢文の授業で「光陰矢の如し」という慣用句の由来を習いました。高校生の時に勉強した事って、一生役に立つんですよね。そして光陰矢の如しと言うとおり、月日が経つのは早いもので、後少しで1月も終わり、本格的な受験シーズンである2月がやってきます。オミクロン株の感染力が強く、感染急拡大が続いているため、皆さんも不安に思っていることかと存じますが、出来る限りの感染対策を取って、勇気と希望を強く持って今の時期を乗り切りましょう! 暖かく幸せな春は、生きている限り必ずやってきます。焦らず、前に進みましょう!

では本日も、物理に関して、皆さんが興味を持てるような内容、皆さんに役立ちそうな内容をお伝えしていきます。

Q.物理を取らないで医学部に入ったときのデメリットはありますか?

具体的に断言はできませんが、あまり無いとは思います。「医学部に入った後は、高校の物理などは使いませんでした」という話をよく聞きます。ただ、教養課程で、物理の単位を取りやすい、というのはあります。また、放射線を学ぶときには、取っ掛かりだけでも、物理の知識があると役立ちます。

Q.物理が得意な人ってどんな人ですか?

多少願望を込めてにはなりますが、物理が好きな生徒です。もっと詳しく論じると、以下の2つに分けられます。1つ目は、「いろいろな問題をたくさん解いたり、新しい分野を学んで新しい知識を得たりする事」を、苦と感じないで楽しいと感じる人です。もう一つは、論理的な考え方ができる人です。

Q.物理と生物、どちらを選択したほうがいいですか。悩んでいます。

希望としては物理を選択してほしいのです。あまり大きい声では言えませんが、今までの経験から言って、全体としてみると、合格率において物理選択者が有利であるという傾向は指摘できると思います。

ただし、センスが無くて物理を選択して自滅した人もいます。生物や化学に関しては、そんなに好きでなくても暗記していれば点が取れるということはあると思います。さらに、生物と化学は最初の問題で失敗して全滅するというようなことは、物理と違いありません。

ただし、医学部に進学するなら、生物を学習しておくメリットは当然あります。物理選択者が医学部に合格したら、すぐ生物を勉強するように言います。

Q.受験物理のノウハウや、「物理あるある」を詳しく教えてください。

一概には言えませんが、今まで多数の生徒を見てきた中では、物理選択者で、英語を不得意とする人は多かったです。単純に英語ができないというよりは、英語だけダメというパターンです。

力なり仕事量なりといった物理量を文字式で表すときに、英語の単語の頭文字を使うので、それを取っ掛かりに英語の学習をしていくことができます。力はforceなのでf、仕事はworkなのでw、といった感じです。物理を習い始めた生徒には、物理でいう「仕事」は、日常生活でいう日本語の「仕事」とは違う意味合いだという話をします。

物理でいうworkには、作品や業績といった意味に近く、単語の意味を中心とする言語的な広がりがあります。英語では、力という単語にはpowerがありますが、powerには権力というニュアンスがあり、物理ではpowerは「電力」になります。「電力」には「力」という漢字が使われておりますが、「力」のfとは別で、そういう面白さから英語を好きになってほしいと思います。言語や英語が苦手な人は、そう言ったことを取っ掛かりに言語的世界を広げていくことができます。

物理が好きであり、センスも良いことが大事?

以上の通り、物理の世界の独特な事情に精通するためには、物理が好きであって、かつセンスも良くなければならないという、高校生・受験生にはちょっと難しい要求があるようですね。高校生・大学受験生は時間的にも制限がありますし、英語や数学をはじめ他教科の対策に時間と労力を費やさなければなりませんよね。そのため、一人の力では限界があって当然です。そのため、物理が苦手な人も得意な人も、個別指導の塾で自分に合った専門的な指導を受けることが望ましいと言えそうです。では、アテナイを引き続きよろしくお願いします。

投稿者プロフィール

Kodabou
Kodabou
根っからの語学マニア。大学院では、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ラテン語、古典ギリシャ語、韓国語を学んだ。日本にいる外国人と外国語で話すより、現地の国へ行って外国語で話すのが好き。